セキュリティードメインの設定
関連項目
Java ME プラットフォームはセキュリティードメインを使用して、保護された API へのアプリケーションのアクセスを制限します。デバイスは署名情報を使用し、保護されている API にアプリケーションがアクセスするのを許可する前に、そのソースと妥当性を検査します。
使用可能なセキュリティードメインはデバイスごとに異なりますが、IDE および Sun Java Wireless Toolkit では、次のセキュリティードメインをサポートしています。
- Trusted。デバイスが妥当性を検査することが可能で、改ざんされていない証明書チェーンを使った署名が付けられた JAR ファイルを持つ MIDlet スイート。
- Untrusted。JAR ファイルの配布元と整合性をデバイスが信頼できない MIDlet スイート (たとえば署名なしの MIDlet スイート)。
- 最低。 転送機能やネットワークプロトコルなど、保護された API へのあらゆるアクセスが拒否されるセキュリティードメイン。
- 最高。 Trusted と同等。
MIDlet スイートにセキュリティードメインを設定することができます。
- 通常の実行 (ローカル実行) の場合
- エミュレータプラットフォームへのエクスポートと OTA プロビジョニングでの実行の場合
通常の実行用にセキュリティードメインを設定する
- 「ファイル」>「<アクティブプロジェクト名> のプロパティー」を選択します。
- 「プロジェクトプロパティー」ダイアログで「実行」を選択します。
- 実行ページ で「通常の実行」ラジオボタンを選択します。
- 「セキュリティードメインを指定」チェックボックスを選択し、ドロップダウンメニューからセキュリティードメインを選択します。
エミュレータプラットフォームへのエクスポート用または OTA プロビジョニングでの実行用にセキュリティードメインを設定する
- 「ファイル」>「<アクティブプロジェクト名> のプロパティー」を選択します。
- 「プロジェクトプロパティー」ダイアログで「構築」>「署名」を選択します。
- 「署名の配布」チェックボックスを選択します。
- キーストアと別名 (鍵ペア) を選択します。
- 「Java ME SDK/プラットフォーム/エミュレータに鍵をエクスポート」ボタンをクリックします。
- 「J2ME SDK/プラットフォーム/エミュレータへの鍵のエクスポート」ダイアログで、次の操作を行います。
- エミュレータプラットフォームを選択します。
- セキュリティードメインを選択します。
- 「エクスポート」ボタンをクリックします。
- 関連項目
- MIDlet 署名によるセキュリティーの設定
- MIDP 署名とセキュリティーについて
- キーストアの追加と作成
- エミュレータプラットフォームへの鍵のエクスポート
著作権と商標について