Scalable Vector Graphics (SVG) ファイルについて
関連項目
Scalable Vector Graphics (SVG) は JSR-226 で規定された W3C 規格であり、XML コードを使用して 2 次元イメージ、アニメーション、およびテキストを Java ME、CLDC/MIDP アプリケーションに表示します。サイズが小さく、プラットフォームや画面解像度が異なっても一定の表示が行われるため、モバイル開発者にとって魅力あるグラフィック形式になっています。SVG のデバイスサポートは拡大していますが、モバイルデバイスによって差があり、PNG ほど幅広くサポートされていません。SVG Tiny 1.1 はこのリリースでサポートされています。SVG-T 1.2 および 1.0 がサポートされていますが、すべての場面で適切に動作するとは限りません。
PNG やほかのイメージファイルの種類にない SVG の利点は、次のとおりです。
- 拡張性。SVG では、ピクセル解像度、色深度、CPU パワー、およびメモリが異なるディスプレイでも最適な品質が得られます。また、品質を損なうことなくイメージをズームすることもできます。
- サイズ。SVG および SVGZ (SVG zipped) ファイルは、同等の品質の PNG ファイルよりサイズが数分の 1 になるため、開発者は限られたハードウェアリソースのプラットフォームに、グラフィックの豊富なアプリケーションを作成できます。
- アニメーション。SVG ではスクリプトとアニメーションが可能なため、ユーザーが視覚的に内容と対話できます。
- 検索可能。SVG は XML コードで作られているため、ユーザーはイメージファイルに埋め込まれたテキストを検索できます。たとえば、地図イメージで通りや町の名前を検索できます。
ビジュアルモバイルデザイナでは、次のことを行えます。
- 関連項目
- SVG ファイルの操作
- SVG グラフィック使用関連の手順早見表
- SVG アニメーションの操作
- SVG のスプラッシュ画面の追加
- SVG の待機画面の追加
- SVG メニューの追加
著作権と商標について