MIDP 配備について
関連項目
MIDP アプリケーションを開発する際に最も難しい点の 1 つは、MIDlet が Linux や Windows などのプラットフォーム上で作成されても、まったく異なるプラットフォーム上で動作している MIDP デバイスや CDC デバイスに配備されることです。配備 とは、IDE で開発した アプリケーションを、将来のテストや実装のためにモバイルデバイスまたはサーバーに転送する処理のことです。
IDE は、次のような数種類の配備方法をサポートしています。
- Device Anywhere 配備。専門のモバイル開発者用の Web サイトで、市場に出回っている一般的なモバイルデバイスに MIDlet スイートを遠隔から配備できます。(登録が必須)。
- ファイルのコピー。MIDlet スイートファイルをローカルシステム上の指定の場所に移動します。
- ファイル転送プロトコル (FTP)。ファイル転送プロトコルを使用して、MIDlet スイートファイルをインターネット経由でリモートサーバーに移動します。
- Nokia のモバイルデバイス。Nokia の PC Suite を使って、MIDlet スイートのファイルを IDE から Nokia のモバイルデバイスに転送します。
- セキュアコピー (SCP、SFTP)。セキュリティー保護された接続を確立し、クライアントとサーバー間でデータを受け渡す前にデータの暗号化を行います。
- Sony Ericsson 携帯電話 (ローカルに接続されたデバイス)。MIDlet スイートファイルを Sony Ericsson 携帯電話に転送します。この配備方法では、IDE からデバイス上のアプリケーションの実行、デバッグも行えます。
- このオプションを使用するには、Sony Ericsson (On-Device Debug) エミュレータがインストールされている必要があります。
- Web ベースの分散 Web オーサリングおよびバージョン管 (WebDAV)。Web ベースの分散オーサリングおよびバージョン管理 (WebDAV) プロトコルを使用して、MIDlet スイートファイルを移動します。これらのプロトコルは HTTP プロトコルの拡張機能のセットであり、それによって複数のユーザーが共同作業でリモート Web サーバー上のファイルを編集および管理できます。
- Windows Mobile のデバイス。ActiveSync および Sun の CLDC/MIDP 仮想マシンを使って、MIDlet スイートファイルを IDE から Windows Mobile のデバイスに転送します。
- 関連項目
- MIDlet スイートの配備
著作権と商標について