どのようなアプリケーションでも、パフォーマンスとセキュリティーは大きな関心事です。Java 言語は、コンパイルするとプラットフォームに依存しないバイトコード形式になるようにデザインされています。このため、ソースコードに含まれる情報の多くはバイトコードに残り、簡単に Java アプリケーションを逆コンパイルあるいはリバースエンジニアリングできます。また、この形式のためにファイルのサイズが大きくなることもあります。リソースが限られるモバイルデバイスでは、MIDP アプリケーションの 1 バイト 1 バイトが機動性とパフォーマンスに影響を与えます。
難読化ツールは、コンパイル生成コードをさまざまな方法で変換します。たとえば、シンボルテーブルのオブジェクトコードを取り除いたり、変数名や識別子名を変更したりします。難読化されたプログラムは逆コンパイルやリバースエンジニアリングが難しくなるばかりでなく、サイズが小さくなることも多く、結果としてセキュリティーはもちろん、パフォーマンスや機動性が向上します。
「追加の難読化設定」ウィンドウで追加の難読化パラメータを追加できます。
IDE に同梱されるデフォルトの難読化ツールは ProGuard です。
この難読化ツールのコマンドパラメータの詳細については、次を参照してください。