Sun Java Wireless Toolkit について
関連項目
Sun Java Wireless Toolkit は、Mobile Device Information Profile (MIDP) に準拠しているデバイスで動作する、Java アプリケーションの開発を支援するツールおよびデバイスエミュレータのコレクションです。こうしたデバイスとしては、携帯電話や双方向ポケットベル、携帯情報端末 (PDA) などがあります。
NetBeans IDE には、デフォルトエミュレータとして Sun Java Wireless Toolkit がインストールされています。
Sun Java Wireless Toolkit は、ソースファイルのコンパイルには Java SDK Standard Edition (J2SE[tm] SDK) コンパイラを使用します。また、MIDP アプリケーションのパフォーマンスをシミュレートするデバイスエミュレータや、アプリケーションのパフォーマンスを監視し向上させるためのツールも提供します。
この Wireless Toolkit は次のような複数のテスト機能をサポートしています。
- 携帯電話、ポケベル、パームトップなどの、さまざまな形態をとる複数のデバイスをシミュレートできます。これは、ユーザーが行う動作を把握し、異なるデバイス間でのアプリケーションの移植性を調べるのに役立ちます。
- ガベージコレクションやクラスの読み込み、メソッド呼び出し、例外などのさまざまなイベントの実行時ログを使用して、トレースやデバッグをサポートしています。Wireless Toolkit 上でのアプリケーションの動作中に、IDE でソースレベルのデバッグを行うこともできます。
- MIDP アプリケーションのパフォーマンスに関する情報を収集、検討し、そのパフォーマンスの最適化を図ることができます。パフォーマンスチューニング用のユーティリティーには、メソッドのプロファイリングや、メモリー使用状況やネットワークトラフィックの監視などのユーティリティーがあります。また、VM 速度エミュレーションやネットワークスループットばかりでなく、グラフィックの描画や再表示速度の設定を調整する機能もあります。
- 新しい Java Wireless Toolkit には、Mobile Service Architecture プラットフォームと、Nokia の Scalable Network Application Package (SNAP) Mobile API のサポートが含まれています。
Sun Java Wireless Toolkit の設定およびユーティリティーへのアクセスは、Java プラットフォームマネージャーの「ツールと拡張」タブで行うことができます。
Sun Java Wireless Toolkit の詳細については、 を参照してください。
- 関連項目
- エミュレータプラットフォームについて
- Sun Java Wireless Toolkit ユーティリティーの使用方法
著作権と商標について