Java アプリケーション記述子 (JAD) ファイルについて

関連項目

各 MIDlet スイートファイルには、Java アプリケーション記述子 () ファイルが 1 つ含まれます。このファイルには、事前定義済みの属性セットが含まれ、アプリケーション管理ソフトウェア () は、これらの属性を使用して、MIDlet の識別、取得、およびインストールを行うことができます。JAD ファイルは、モバイルデバイス上のアプリケーション管理ソフトウェアが、MIDlet スイートの完全な JAR ファイルを読み込む前にそのデバイスに対する MIDlet の適性を確認するために使用します。また、JAR ファイルを変更する代わりに、MIDlet の特定の構成での属性 (パラメータ) としてこの記述子を使用することもできます。

IDE では、MIDlet スイートを作成すると JAD ファイルが自動的に作成されます。アプリケーション記述子ファイルを表示および編集するには、「ファイル」 and choosing 「< プロジェクト名 > のプロパティー」を選択してから、「アプリケーション記述子」を選択します。

JAD ファイルには次の属性が必要です。

プロジェクト構成でサポートされる MIDP のバージョンによっては、ほかの属性も使用できます。

JAD ファイル内のユーザー定義属性は、アプリケーション管理ソフトウェア (AMS) に対して、MIDlet に関する追加情報を提供します。たとえば、AMS は、ターゲットデバイスでアプリケーションを実行できるかどうかを判断するときにこの情報を利用します。

また、ユーザー属性を使用すると、MIDlet を別のターゲットデバイスに直接適用することができます。これによって、JAR ファイルを変更しなくても、同じ JAR ファイルで複数種類のデバイスのサポートが可能です。

たとえば、Display-Width = 160Display-Height = 120 という属性を JAD に追加して、ターゲットデバイスの表示領域を定義することができます。

ユーザー定義属性には、それぞれ一意の名前を付ける必要があります。属性名は、先頭が MIDlet- であってはいけません。また、空白や省略符号 (...) は使用できません。

関連項目
Java アプリケーション記述子 (JAD) 属性のカスタマイズ

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