MIDlet スイートがネットワーク接続などのいくつかの保護された API にアクセスする必要がある場合、MIDP 2.0 のセキュリティーアーキテクチャーでは、その接続がアクセス権の許可を得るように求めています。必要なアクセス権は、Java アプリケーション記述子 (JAD) ファイル内で MIDlet-Permissions
という属性を使って列挙されています。
MIDlet-Permissions-Opt
属性を使い、重要なデータまたは機能へのアクセスを制限するオプションのアクセス権を定義することもできます。
MIDlet スイートのインストール時に は、要求されたアクセス権とインストール先の保護ドメインのアクセス権とを比較します。必要なアクセスが許可されない場合、アプリケーションはインストールされません。
実行中に必要なアクセス権が拒否された場合は、例外が返されます。オプションのアクセス権が拒否された場合、アプリケーションは、機能は制限されますが、動作し続けることがあります。
アクセス権要求は、プロジェクトプロパティーの「 API アクセス権 」ページから設定できます。
API アクセス権の詳細は、次の MIDP 2.0 (JSR-118) 仕様の「Security for MIDP Applications」を参照してください。