MIDP アプリケーションへのローカリゼーションサポートの追加
関連項目
MIDlet にローカリゼーションサポートを追加するには、次の 4 つの手順を行います。
- ローカリゼーションサポートおよびメッセージプロパティーファイルを初期化する Java クラスを作成します。メッセージプロパティーは、ローカリゼーションキーとその値を格納します。
- 「国際化文字列フォーマット」および「国際化検索フォーマット」を変更します。
- ローカリゼーションキーとその値をプロパティーファイルに追加します。
getMessage()
メソッドを MIDlet に追加し、ローカライズする要素を識別します。
開始クラスとプロパティーファイルを作成する
- Java ME MIDP プロジェクトノード (
) を選択し、「新規」>「ファイル/フォルダ」を選択します。
- 「カテゴリ」にある「MIDP」を選択します。「ファイルの種類」で「地域対応クラス」を選択します。「次へ」をクリックします。
- 「新規ローカリゼーションサポートクラス」ウィザード に、必要な値を入力します。
2 つのファイルが作成されます。
- <Localization Supportfilename>.java。ローカリゼーションの初期設定をするコードのある Java クラス。
- < messages filename >.properties 。メッセージキーとそのローカライズされた値が格納されているプロパティーファイルです。
文字列フォーマットと検索フォーマットを変更する
- メインメニューから「ツール」>「オプション」を選択します。
- 「詳細オプション」ボタンをクリックします。
- 「オプション」メニューツリーで「国際化」ノードを選択します。
- 「プロパティー」ウィンドウで次のことを行います。
- 「国際化文字列フォーマット」プロパティーの値を「
LocalizationSupport.getMessage("{key}")
」に変更します。
- 「国際化検索フォーマット」プロパティーの値を「
(getString|getBundle|getMessage)[:space:]*\([:space:]*{hardString}|//NOI18N
」に変更します。
ローカライズされたキーとその値を追加する
-
.properties
ファイルに移動し、ノードをダブルクリックします。
ソースエディタでファイルが開きます。
- ソースエディタを使用して、キーと値を
.properties
ファイルに追加します。
例 : LAB_NextButton = Next
ローカライズを開始するコードを追加する
- MIDlet 内でキーをローカライズする部分に、次の文字列を入力します。
LocalizationSupport.getMessage("Key");
たとえば、 LocalizationSupport.getMessage("LAB_NextButton");
とします。
- NetBeans 国際化ウィザードを使用して、キーと値のペアを入力することができます。「ツール」>「国際化」>「国際化ウィザード」を選択し、指示に従って値を変更します。
すべての文字列を messages.properties
ファイルに追加したあと、次の手順に従って新しいロケールにそれぞれ値を追加してください。
- プロジェクトビューでファイルのノードを右クリックし、「追加ロケール」を選択します。
- サポートするロケールを「事前定義ロケール」リストボックスから選択するか、フォームの一番上にあるコンボボックスを使用して新しいロケールを定義します。
- 「プロジェクト」ビューで message.properties ノードを展開し、新しく追加するロケールをダブルクリックします。
- すべてのプロパティーを適切な言語に翻訳します。
モバイルアプリケーションは microedition.locale
属性を利用して、messages.properties
ファイルのどのバージョンを使用すべきか指定します。
- ローカライズされたプロジェクトの例を参照するには、「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。「カテゴリ」の下の「サンプル」ノードを展開し、「モバイル」を選択します。「プロジェクト」の下で「ローカリゼーションサポートの例」を選択します。
- 関連項目
- ローカリゼーションについて
著作権と商標について