JMUnit について

関連項目

IDE には、CLDC および MIDP アプリケーションのユニットテストを行うための JMUnit サポートが組み込まれています。JMUnit は JUnit に基づいたオープンソースのプロジェクトで、Java ME コードでテストを記述および実行するためのフレームワークとなります。

JMUnit の詳細は、次を参照してください。

IDE におけるテストの種類

IDE を使用すると、次のものを作成できます。

注: IDE は、MIDlet クラス用の JMUnit または private メソッドでユニットテストを作成できません。

JMUnit テスト構造

JMUnit でテストを生成する際、IDE はデフォルトで空のテストスケルトンを作成します。各テストクラスには、テスト対象となるクラスに「Test」という語を付加した名前 (たとえば、 MyClassTest.java ) が付きます。各標準プロジェクトには、テストを格納するためのデフォルトのテストフォルダがあります。このフォルダは、「プロパティー」ウィンドウに「テストパッケージ」ノードとして表示されます。ユーザーは、プロジェクトにテストフォルダをいくつでも追加できます。テストファイルは、テスト対象となるソースファイルとは別のソースツリーの中に置かれていなければなりません。

JMUnit テストの実行

テストを生成し、それらのテストへ移動するには、「プロジェクト」ウィンドウで任意のクラスまたはパッケージノードを選択し、「ツール」>「JUnit」メニューから選択を行います。

最初のテストを生成する際、TestSuite MIDlet がフレームワーク JAR から MIDlet の一覧に追加されます。この MIDlet は、プロジェクトを実行するときに、エミュレータのウィンドウの「実行」一覧に表示されます。

すべてのテストクラスは、JMUnitTestClasses と呼ばれる JAD マニフェストのプロパティーに追加されます。はじめてプロジェクトのテストを生成するときは、JMUnit フレームワーク JAR がすべてのプロジェクト構成用のプロジェクトライブラリに追加されます。フレームワーク JAR は、JMUnittestClasses プロパティーから実行するテストのリストを構築します。JUnit とは異なり、Java ME はリフレクション API をサポートしない点に注意してください。そのため、JMUnit が作成する空のテストを修正して期待する結果のアサーションを含めるようにし、成功/失敗の結果に関連を持たせる必要があります。

Mobility プロジェクトの JMUnit の使用に関する詳細は、次を参照してください。

関連項目
JUnit について
JMUnit の操作

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