Java ME プロジェクトのインポート
関連項目
Java ME MIDP プロジェクトのインポートに使用できるプロジェクトテンプレートは 4 つあります。
- 各 MIDP プロジェクトは 1 つのソースルートのみをサポートします。インポートするプロジェクトに複数のソースルートがある場合は、ソースルートごとに 1 つずつプロジェクトを作成してから、プロジェクト間の依存関係を作成する必要があります。
Sun Java Wireless Toolkit プロジェクトをインポートする
- 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。
- 「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」で「Wireless Toolkit プロジェクトのインポート」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「WTK プロジェクトを指定」プロジェクトページで、インポートするプロジェクトを参照して選択します。「次へ」をクリックします。
- 「名前と場所」ページで新しいプロジェクト用のホームと場所を選択します。主プロジェクトにする場合は、「主プロジェクトとして設定」チェックボックスを選択されているまま残して、「次へ」をクリックします。
- 「デフォルトプラットフォームの選択」ページで、プロジェクトのコンパイルと実行に IDE が使用するエミュレータプラットフォームを設定し、「完了」をクリックします。
- プロジェクトをテストするには、「プロジェクト」タブでそのプロジェクトのノードを右クリックし、「プロジェクトを実行」を選択します。
既存の MIDP ソースから Java ME プロジェクトをインポートする
- 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。
- 「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」で「既存の MIDP ソースを使用したモバイルプロジェクト」を選択し、「次へ」をクリックします。
- ソースを指定」ページで、インポートするソースコードおよび
.jad
ファイルがあるソースディレクトリを探して指定し、「次へ」をクリックします。
- 「名前と場所」ページで、作成する NetBeans プロジェクトの新しい名前と場所を定義し、「次へ」をクリックします。
- 「プラットフォームの選択」ページで、プロジェクトを実行するときにデバイスパフォーマンスをエミュレートするプラットフォームエミュレータを選択します。「完了」をクリックします。
Antenna プロジェクトをインポートする
NetBeans の Java ME プリプロセッサは Antenna プリプロセッサとほぼ完全な互換性があるため、Antenna プロジェクトをインポートした場合、元のプロジェクトの前処理コードをそのまま使用できます。
Antenna プロジェクトをインポートするには、次の手順に従います。
- 新しいプロジェクトを作成します。
- 「ファイル」>「新規プロジェクト」(Ctrl-Shift-N) を選択します。
- 「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」で「既存の MIDP ソースを使用したモバイルプロジェクト」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「MIDP ソースを指定」ページで、インポートするソースコードと
.jad
ファイル (任意) がある、ソースディレクトリを探します。
- 「次へ」をクリックします。「名前と場所」ページで、作成する NetBeans プロジェクトの新しい名前と場所を定義し、「完了」をクリックします。
- 元のプロジェクトの一覧に含まれる各シンボル (モバイルデバイス) ごとに、プロジェクト構成を作成します。たとえば、
build.xml
ファイルに次の行があると仮定します。
<wtkpreprocess srcdir="src" destdir="src_colorphone"
symbols="colorphone,JSR185,JSR172," verbose="true"/>
この場合は、シンボル (モバイルデバイス) 「colorphone」用の構成を作成します。
- 「プロジェクト」ビューで、プロジェクトのノードを右クリックし、ポップアップメニューから「プロパティー」を選択します。
- 「構成を管理」ボタンをクリックします。
プロジェクト構成マネージャーが開きます。
- 「追加」ボタンをクリックします。
「プロジェクト構成の追加」ダイアログが開きます。
build.xml
ファイルに示されていたシンボル (モバイルデバイス) の名前を追加します。この例では、「colorphone」です。シンボルの名前が正確に一致していることを確認します。「了解」をクリックして構成を作成します。
- 必要に応じて手順を繰り返します。
- 構成ごとに アビリティー を追加します。
- 「プロパティー」ウィンドウの「カテゴリ」で、「アビリティー」ノードをクリックします。
- 「"DefaultConfiguration" の値を使用」チェックボックスを選択解除します。
- 「追加」ボタンをクリックし、
build.xml
ファイルに示された非デバイスシンボルに対応するアビリティーを追加します。
たとえば構成が colorphone
で、build.xml
ファイルに次のコードがあると仮定します。
<wtkpreprocess srcdir="src" destdir="src_colorphone"
symbols="colorphone,JSR185,JSR172," verbose="true"/>
この場合は、JSR185 および JSR172 用のアビリティを追加します。
- インポートしたばかりのアンテナソースに関係ない、不要なアビリティーを削除します。
- Java ME プリプロセッサは、
#include
指令をサポートしていません。その代わり、Mobility プリプロセッサは、ソースコードに挿入する必要があるファイルを特定する「ヒント」を挿入します。たとえば次の Antenna コードがあると仮定します。
//#include ConverterMIDlet.java
このコードは、ソースコードエディタでは、次のように示されます。
これで、IDE でアプリケーションの構築と実行ができるようになります。
Mobility Pack for
CDC 5.5 で作成したプロジェクトをインポートする
- 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。
- 「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」で「Import CDC Pack 5.5 Project」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「CDC Pack 5.5 プロジェクトを指定」プロジェクトページで、インポートするプロジェクトを参照して選択します。「次へ」をクリックします。
- 「名前と場所」ページで新しいプロジェクト用のホームと場所を選択します。主プロジェクトにする場合は、「主プロジェクトとして設定」チェックボックスを選択されているまま残して、「完了」をクリックします。
- プロジェクトをテストするには、「プロジェクト」タブでそのプロジェクトのノードを右クリックし、「プロジェクトを実行」を選択します。
Sun Java Toolkit for CDC で作成したプロジェクトをインポートする
- 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。
- 「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」の下で「Import CDC Toolkit Project」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「CDC Toolkit プロジェクトを指定」プロジェクトページで、インポートするプロジェクトを参照して選択します。「次へ」をクリックします。
- 「名前と場所」ページで新しいプロジェクト用のホームと場所を選択します。主プロジェクトにする場合は、「主プロジェクトとして設定」チェックボックスを選択されているまま残して、「次へ」をクリックします。
- 「デフォルトプラットフォームの選択」ページで、プロジェクトのコンパイルと実行に IDE が使用するエミュレータプラットフォームを設定し、「完了」をクリックします。
- プロジェクトをテストするには、「プロジェクト」タブでそのプロジェクトのノードを右クリックし、「プロジェクトを実行」を選択します。
- 関連項目
- プロジェクトの手順
- Java ME MIDP のテンプレート
- MIDP プロジェクト構成について
- 前処理について
著作権と商標について