エミュレータプラットフォームは、1 つまたは複数のターゲットデバイスにおけるアプリケーションの実行のシミュレーションを行います。たとえば、Sun Java Wireless Toolkit では、エミュレータに付属しているさまざまなサンプルデバイス、つまりスキン上でアプリケーションを実行できます。エミュレータを使用すると、ユーザーが特定のデバイスでアプリケーションを実行した場合の動作を把握でき、さらには、異なるデバイス間でのアプリケーションの移植性をテストすることができます。
IDE では、全体的なプロジェクト構成の一部としてエミュレータプラットフォームを指定できます。モバイルデバイスメーカーによって、多くのエミュレータプラットフォームがソフトウェア開発者キット (SDK) としてパッケージ化されています。
エミュレータによって異なりますが、多くは、次のものをサポートします。
エミュレータプラットフォームの専用ツールおよび拡張機能には、Java プラットフォームマネージャーで「ツールと拡張」タブを選択することによってアクセスできます。
エミュレータを使用しても、ターゲットデバイスでのテストの必要がなくなるわけではありません。エミュレータは、デバイスのユーザーインタフェース、機能性、および性能を模倣するだけです。たとえば、処理速度は必ずしもシミュレートされません。 このため、ターゲットデバイスでのアプリケーションの処理速度は、エミュレータでの実行時よりも遅い場合や速い場合があります。