Java ME Web サービス (JSR-172) クライアントの作成
関連項目
「Web サービスクライアント」ウィザードを使用すると、SOAP (Simple Object Access Protocol) を使用して Web サービスを直接呼び出すスタブ (クライアント側プロキシ) ファイルを作成できます。コードスタブは WSDL (Web Service Descriptor Language) ファイルを使用し、 Web サービス仕様を実装します。
このウィザードを使用するには、ローカルシステム上、または HTTP プロトコル を使用してアクセス可能な場所に WS-I 準拠の WSDL ファイルが存在する必要があります。また、プロジェクトを正常に実行および配備するには、JSR-172 仕様に対応しているデバイスまたはデバイスエミュレータも必要です。
Web サービスクライアントを作成する
プロジェクトノードを右クリックし、「新規」>「モバイルクライアントから Web アプリケーションへの接続」を選択します。
「Web アプリケーション」フィールドで、使用する Web プロジェクトの場所を選択します。
プロジェクトに追加する Web サービスの .wsdl
ファイルの場所を指定します。
WSDL サービスが Web 上にある場合は、次の手順に従います。
「実行中の Web サービス」を選択し、 .wsdl
ファイルの URL と、取得した .wsdl
ファイルに付けるローカルファイル名を入力します。
ファイアウォールを使用している場合は、「プロキシ設定」をクリックして、適切な HTTP ホストとポートを指定します。
「WSDL を取得」をクリックして、 .wsdl
ファイルのローカルコピーを作成します。
.wsdl
ファイルがダウンロードされます。
ローカルシステムに .wsdl
ファイルが存在する場合は、「既存の WSDL ファイル」を選択して、ファイル名を入力します。
WSDL ファイルが読み出され、そのファイル名から得られるデフォルト名を使用して、ページ上のほかのフィールドが埋められます。
「WSDL file is not WS-I compliant as required by the specification」というメッセージは、指定された WSDL ファイルを使用して、クライアントを生成できないことを意味します。この問題を解決するには、WSDL ファイルのスタイルを変更してください ( Web サイトを参照)。もう 1 つ 「モバイルクライアントから Web アプリケーションへの接続」ウィザード を使用して、「3 層」 Web サービス接続を作成する選択肢もあります。
「完了」をクリックします。
開かれた設定ファイルが作成され、クライアントスタブが生成されます。
状況によっては、CLDC 1.1 から CLDC 1.0 への型の変換が必要になることがあります。これは、float および double 型が string 型変数に変換されることを意味します。この変換を行うには、 設定ファイル で「浮動小数点を文字列に変換」チェックボックスを選択して、「スタブを生成」ボタンをクリックします。
ファイアウォールを使用している場合、NetBeans には HTTPS プロキシ用に使用できる公開設定はありません。この問題を回避するには、コマンド -J-DhttpsProxy.host
および -J-DhttpsProxy.port
を使用して、コマンド行から IDE を実行するか、 /etc/netbeans.conf
ファイルにプロキシ設定を追加します。
生成されたファイルは、編集しないでください。設定ファイル を使用して更新すると、それらファイルに加えた変更がすべて失われます。
関連項目
MIDP アプリケーションと Web サービスとの接続
Java ME Web サービスクライアントの更新
著作権と商標について